国土環境モニタリング

NOAA衛星の観測データから
1km植生指標データができるまで

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NOAA衛星からのデータの受信、受信した画像データの補正、そして植生指標データの作成などを簡単に説明します。


NOAAアンテナ NOAAアンテナ(拡大)

国土地理院ではNOAA衛星のデータを2007年12月まで毎日受信していました。データは国土地理院の屋上にあるアンテナで受信し(左の写真、丸い部分の中にアンテナがあります)、地球観測データ解析システム(EODAS:Earth Observation Data Analysis System)へと送られ保存され、NDVIデータ(植生指標データ)を作成していました。役目を終えたアンテナは、現在は撤去されて見ることができません。


受信画像 矢印 幾何補正済画像

これはNOAA14号のAVHRRセンサーが直接観測したイメージデータです。中央部に日本の一部が見えますが、丸い地球の表面を斜め方向から撮影しているため、日本列島の形は歪んでいます。また、NOAA14号は日中日本上空を南から北方向へ移動しながら撮影をしているため、画像が南北逆さまになっています。このままでは利用することができないため、補正を行う必要があります。


丸い地球を撮影したことによる歪み、大気による歪み、衛星のぶれにより生じる歪みなど、受信したそのままのデータには、さまざまな歪みが存在します。このような状態の左の画像を計算により補正してゆがみを解消します。また、AVHRRセンサー固有の補正(センサーの経年変化を補正する処理)も必要です。国土地理院では更に、特徴的な海岸線の位置を基に、経度、緯度にあわせて画像の歪みを補正しています。こうして補正された結果が、上の画像です。このように補正された画像を基に植生指標データは作成されます。


植生指標データは、雲がある部分では正確な値を示しません。そのため、上の画像の状態では、まだ植生指標データを作成することができません。この雲の影響を取り除くため、1ヶ月の間に取得されたデータの中から、植生指標の最大値を抽出することによって植生指標データを作成します。こうして作成されたデータをインターネットで公開しています。


作業の様子 植生指標データ例

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