都市圏活断層図

都市圏活断層図の内容(記号一覧)

活断層は、その位置の確からしさと形態により「活断層」、「活断層(位置やや不明確)」、「活断層(活(とう)曲)」、「活断層(伏在部)」の4つに分類しています。

また、現時点では活断層かどうか明確には特定できないものは「推定活断層(地表)」、新しい地層に覆われて、断層地形が地表で確認されていないが、既往のボーリングや物理探査によりその存在が推定された活断層は「推定活断層(地下)」として記載しています。



以下は、平成22年1月29日発行の石狩低地東縁断層帯3面(岩見沢,長沼,千歳)、伊勢平野の活断層4面(四日市第2版,亀山,津第2版,松阪)の凡例をもとに、これらの図で未使用のものも含めて表しています。

活断層 活断層記号 最近数十万年間に、概ね千年から数万年の周期で繰り返し動いてきた跡が地形に現れ、今後も活動を繰り返すと考えられる断層。明瞭な地形的証拠から位置が特定できるもの。
活断層(位置やや不明確) 位置やや不明確の活断層記号 活断層のうち、活動の痕跡が侵食や人工的な要因等によって改変されているためにその位置が明確には特定できないもの。
活断層(活撓曲) 活撓曲記号 活断層のうち、変位が軟らかい地層内で拡散し、地表には段差ではなくたわみとして現れたもの。たわみの範囲及び傾斜方向を示す。
活断層(伏在部) 伏在部の活断層記号 活断層のうち、最新の活動時以後の地層で覆われ、変位を示す地形が直接現れていない部分。
横ずれ 横ずれ記号 活断層の相対的な水平方向の変位を向きで矢印で表す。
縦ずれ 縦ずれ記号 活断層の上下方向の変位の向き、相対的に低下している側に短線を付す。
地震断層 地震断層記号 地震発生の際に変位したことが明らかになっている活断層。この図においては、明治以降の地震で観察されたものに限り図示。
トレンチ調査地点 トレンチ調査地点記号 活断層の通過地点に調査溝(トレンチ)を堀り、断層運動の解読調査を行った地点。(これまでに各種調査研究機関等によって調査が実施されたもの)
活断層露頭 トレンチ調査地点記号 最近数十万年間に堆積した砂礫層などを切断し、活断層であることが確実に判明した露頭。現在は露出がなくとも記載。
活断層の名称 活断層名称 活断層の固有名称。
推定活断層(地表) 地表の推定活断層記号 地形的な特徴により、活断層の存在が推定されるが、現時点では明確に特定できないもの。
推定活断層(地表)(位置不明確) 推定活断層(地表) 推定活断層のうち、位置が不明確なもの。
推定活断層(地下)
地下の推定活断層記号 新しい地層に覆われて、断層地形が地表で確認されていないが、既往のボーリングや物理探査によりその存在が推定された活断層。
活断層(海(湖)底部) 活断層(海底部)凡例 海(湖)底部において、音波探査等により活断層と特定できるもの。
推定活断層(海(湖)底部) 推定活断層(海底部)凡例 海(湖)底部において、現時点では明確に活断層と特定できないもの。
活断層(海底部) 推定活断層(海底部)凡例 音波探査により認められる活断層。
活断層(活撓曲)(海底部) 推定活断層(海底部)凡例 音波探査により認められる活撓曲。
活褶曲(海底部) 推定活断層(海底部)凡例 音波探査により認められる活褶曲。
活褶曲 活褶曲記号 現在も続いている地殻変動によって生じている波状地形。凸部または凹部を連ねた線で図示。
地形面の傾動方向 地形面傾動方向記号 地形面が、現在も続いている地殻変動によって傾いている場所。最大傾斜方向で図示。
上位段丘面 活撓曲記号 海または河川の作用で形成された平坦地が、約数十万年前に離水した台地面。
活撓曲記号 上位段丘面のうち、相対的に古い時代に離水したと判断されるもの。
活撓曲記号 上位段丘面のうち、比較的新しい時代に離水したと判断されるもの。
中位段丘面 中位段丘面 海または河川の作用で形成された平坦地が、約十万~数万年前に離水した台地面。
中位段丘面 中位段丘面のうち、比較的古い時代に離水したと判断されるもの。
中位段丘面 中位段丘面のうち、比較的新しい時代に離水したと判断されるもの。
下位段丘面 下位段丘面 海または河川の作用で形成された平坦地が、約数万~数千年前に離水した台地面。
下位段丘面 下位段丘面のうち、比較的古い時代に離水したと判断されるもの。
下位段丘面 下位段丘面のうち、比較的新しい時代に離水したと判断されるもの。
沖積低地 沖積低地凡例 数千年前から歴史時代にかけて、海または河川の作用で形成された平坦地。
扇状地・沖積錐 扇状地凡例 河川によって形成された、谷口を頂点とし平地に向かって扇状に開く半円錐の地形。小規模で急傾斜なものは沖積錘とよばれることがある。
埋立地・干拓地 埋立地・干拓地凡例 浅い内湾や低湿地などに埋め立てや排水を施して作り出した新たな陸地。この図においては、主に明治時代以降に造成された範囲を図示。
地すべり 地すべり地凡例 斜面を構成する岩石・土壌などの一部が斜面下方に移動している場所。滑落崖と移動土塊の範囲を図示。
変位した谷線 変位した谷線記号 断層の横ずれ活動により変位した谷線。
火口・カルデラ 火口・カルデラ記号 火山地におけるほぼ円形の凹地形。外縁線を図示。
火砕流堆積面 火砕流堆積面凡例 噴火時に、火山灰・軽石や溶岩片と火山ガスとの混合物が流下して堆積した平坦地。
泥流堆積面 泥流堆積面凡例 泥質の細粒物質を含む流動体(泥流)が流下して堆積した平坦地。
岩屑なだれ堆積面 岩屑なだれ堆積面凡例 山体崩壊等によって生じた大小さまざまな岩塊が流下して堆積した起伏のある土地。
溶岩流堆積面 溶岩流堆積面 火山の噴火時に溶岩が流下、堆積してできた地形。
溶岩円頂丘 溶岩円頂丘 粘性の大きな溶岩が火道から供給され次第にふくらんでできた丘状の地形。
砂丘 砂丘記号 風によって運ばれた砂からなる小高い丘。

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