サロベツ地区 湖沼湿原調査報告書

目次

3.湖沼調査報告

(1)ペンケ沼・パンケ沼の概要

ペンケ沼は、北海道天塩郡豊富町及び幌延町、パンケ沼は幌延町に位置し、面積はペンケ沼(写真-1)が1.49km2、パンケ沼(写真-2)が3.47km2です。ペンケ沼はアイヌ語で「上にある沼」、パンケ沼は「下にある沼」を意味します。どちらも海の一部が閉塞されてできた海跡湖で、ペンケ沼・パンケ沼ともに沼とその周辺は泥炭地となっています。パンケ沼は、天塩川河口域からの海水がサロベツ川を経由して流入するため汽水環境が保たれ、ヤマトシジミ等の漁場になっています。

また、両湖沼には野生生物も多数生息し、特に魚類では絶滅危惧IB類に指定されているイトウの生息地として、また鳥類では準絶滅危惧種のオオヒシクイやコハクチョウなどのガンカモ類の飛来地として確認されています。近年では絶滅危惧II類に指定されているタンチョウの繁殖が確認されています。

(左側)写真-1:タンチョウが飛び立つペンケ沼,(右側)写真-2:利尻富士を映すパンケ沼
(左側) 写真-1 タンチョウが飛び立つペンケ沼
(右側) 写真-2 利尻富士を映すパンケ沼

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